事業紹介business

地下水部門

清涼で良質な地下水源の確保。
オリジナルの取水ノウハウが鍵。

水が少ない地域で水を活かす使命と責任。
創業当初からの実績と実力で
安定した地下水の供給に応えていきます。

水に乏しい香川県で創業した田村ボーリングが、当初から取り組んでいるのが地下水源開発です。
貴重な地下水を探り、私たちの暮らしに活かすのが、当社の地下水部門です。
地下水源開発には、地質条件を把握することが大前提となるため、地質学、水文学、地形学などのさまざまな専門知識と調査、そして、緻密なデータ分析が必要になります。そこで、当社では、地質コンサルタント部門と一体となり、「浅井戸事業」と「深井戸事業」から、確実に地下水の取水を実現しています。

当社は、1955年、水質源に乏しい瀬戸内の地・高松市で「地下水源開発を通して社会に貢献する」を理念に掲げて創業されました。以来、水を求めて半世紀。これからも当社は一貫して地下水と向き合って行きます。

水。それは地球上に生きるすべての生命の根源。

地球上にある水の総量の97%は海水。淡水はわずか3%にすぎません。しかも淡水の70%は雪や氷河の状態で固定され、残りが私たちに利用できる河川や湖沼の水、そして地下水です。これは、地球上の水総量の僅か0.8%にすぎません。地下水に限れば、さらにこの比率は小さくなります。
このように貴重な地下水を地上から探るためには、地質学や水文学あるいは地形学など様々な分野の専門知識、調査およびデータ分析、そしてこれらをベースにした豊富な経験が欠かせません。
地下水は一般的に地表水に比べ常に安定した水量、水質を確保できます。このため、私たちが様々に利用している水の内、地下水は23%を占める重要なものとなっています。
当社は、高い技術力と豊富な経験をもとに、皆様からの地下水に対する要請にお応えします。

放射状取水井戸「サターンウェル」

放射状取水井戸(ラジアル・ウェル)とは

一般に直径4m~6mの鉄筋コンクリート立型井筒から、帯水層に集水管を水平放射状に複数突き出した構造を持つ井戸形式です。
この構造を持つことで井戸の有効半径は拡大され、流入圏が拡大し帯水層に無理なく大量取水を図ることが出来きます。

「サターンウェル(Saturn Well)」

「サターンウェル」は井戸底を耐圧コンクリートで閉塞した立型井戸(鉄筋コンクリート・ケーソン)と当社が開発した集水管「オーバル21スクリーン」(以下「OV-21」と略す)を組み合わせた放射状取水井戸です。
「サターンウェル」システムでは、帯水層からの集水はスクリーン管のみで行います。底盤部を含めケーソン本体(井筒)からの集水は一切行わず、立型井戸は単に「接合井」として機能します。

  • 「オーバル21スクリーン(OV-21)」および「サターンウェル」は当社の商標です。
  • 「サターンウェル」の施工可能な最小井戸内径はφ2.5mです。

オーバル21スクリーン管の仕様

楕円多孔管(オーバル21)の規格・諸元

材質 SUS 304
設置層区分 型式名称 L D 開口率
(%)1本当り
砂礫層 OV21-A型 1000 89.1 22.0
OV21-B型 1000 89.1 16.0
砂層 OV21-C型 1000 89.1 17.5
OV21-D型 1000 89.1 13.0

深井戸さく井工事

深井戸事業

  • 深井戸さく井工事 (上水道・簡易水道用、工業用、農業用、事業所用、防災用、養魚用)
  • 特殊さく井工事 (海水取水井戸、注水還元井戸、地下水位観測井戸、高感度地震計観測井戸)