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磁気探知器を新規購入しました




田村ボーリングは海洋での仕事を得意としています。
田村ボーリングが実施するのは海上ボーリング等で、作業の前には不発弾を避けるため磁気探査を実施します。また、ボーリング以外にも、港湾での浚渫作業や工事の前には同じように不発弾を避けるため、磁気探査の実施が必要となります。
この磁気探査に必要となる機材として磁気探知器があり、このたび新規に購入しました。

島津製作所製「MB120」

田村ボーリングではこの機器を含めて2台の磁気探知器を所有しており、潜水磁気探査の速やかな施工をおこなっています。


20240420 社内安全衛生大会を実施しました

安全衛生宣言の様子

年に一度の安全衛生大会を実施しました。
社員一同が元気で楽しく仕事ができるよう、昨年一年の安全作業についての出来事について振りかえり、反省したり知識共有をしました。
現場作業における安全活動は、今回で16年目となるためかなり充実していますし、少しづつの改善がなされています。
一方、衛生面での活動も充実させる必要があり、今年の安全衛生大会ではこの点について特に改善が図られました。
具体的には、メンタルヘルスケアについての内容が安全衛生宣言にて示され、身体と心のバランスが重要であることを社員一同で認識しました。


今年の安全衛生大会での活動として高松市消防局の方の指導で「AED(自動体外式除微動器)を用いた救命処置の要領」講習を実施しました。
AEDを使用しての心肺蘇生が、後の生存率に強く影響することはよく知られていますが、その具体的使用方法、使用シュチュエーションについてはしっかり理解できていない人が多いのではないかと思います。
AEDを使用した救命処置の実際を指導してもらい、社員全員が体験することでいざという時に対応できるよう指導をしてもらいました。


講習の最後には、実習を実施した班毎で具体的シュチュエーションを設定した上で、適切な行動ができるようになったかどうか発表をしました。
真剣な訓練の中でしたが、各班工夫をこらしたシュチュエーション設定をおこない、具体的な行動に結びつけられるようになったと思います。写真は社長自ら倒れた人を演じて、そこに駆け寄る社員が状況確認の声かけをしている様子です。迫真の演技に社員一同絶賛でした!




午後からは機材センターに移動してバーベキューを楽しみました。
いつもの職場で食べるバーベキューは、なんだか特別な気がして美味しく感じ、会話も弾んで社員同士の結束も高まったように思います。
ノンアルコールなのに、みんなハイテンションでしたww


ということで、今回は田村ボーリング・安全衛生大会の様子でした。
今年度も安全作業で業務に取り組んでまいります!
「ご安全に!!」


20240413 社内勉強会で屋島を踏査しました

ブログ更新ずいぶん久しぶりとなってしまいました。今後はもう少し頻度あげて更新していきますのでまた覗きにきてくださいね。

さて、田村ボーリングでは平成生まれの社員を中心に若手勉強会を実施しています。
メインはボーリング業者に務める技術者にとっての登竜門「地質調査技士」取得を目指した内容です。
「地質調査技士」は地質に関する知識はもちろん、ボーリング技術や原位置試験などの現場技術、得られたデータの解析やその活用等、地質調査をして社会に還元するための全般を問われる資格となっています。
田村ボーリングは地質調査や地盤に関わる仕事をしていますが、全ての社員が地質を学んできた者というわけではありません。それでも、大半の知識や経験はOJT、つまり仕事しながら覚えることで一人前になっていくわけですが、体系的な学びがあれば成長は早くなりますから、地質を学んだことのある社員、あるいは経験豊富な社員が講師をして勉強会をしています。

大体の勉強会は社内座学で実施していますが、この日は現場で地形や地質を学ぼう!ということで、身近な景勝地である屋島にて地形と地質の関係を学びました。
長崎鼻の海から開始して、基盤岩である花崗岩やそれに貫入する火成岩を観察、屋島を登りながら緩斜面から急斜面に変わっていくキャップロック構造に特有の地形、凝灰岩の採掘跡をみて、最後は安山岩の崖地形と節理面の発達を観察しました。

現代社会は頭で考えることがほとんどで、知識を得るとなんとなく理解した気になりがちですが、まずは身体で現地を歩いて確認し、データをとって現実を認識する。この順番が地質調査ではとても大事です。そして、その行為が地質踏査であり、全ての調査やコンサル業での基本だと思います。
今回の体験が若手技術者の成長に少しでもつながればと思います!

最後のおうどん美味しかったね!またやりましょう!