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20240413 社内勉強会で屋島を踏査しました

ブログ更新ずいぶん久しぶりとなってしまいました。今後はもう少し頻度あげて更新していきますのでまた覗きにきてくださいね。

さて、田村ボーリングでは平成生まれの社員を中心に若手勉強会を実施しています。
メインはボーリング業者に務める技術者にとっての登竜門「地質調査技士」取得を目指した内容です。
「地質調査技士」は地質に関する知識はもちろん、ボーリング技術や原位置試験などの現場技術、得られたデータの解析やその活用等、地質調査をして社会に還元するための全般を問われる資格となっています。
田村ボーリングは地質調査や地盤に関わる仕事をしていますが、全ての社員が地質を学んできた者というわけではありません。それでも、大半の知識や経験はOJT、つまり仕事しながら覚えることで一人前になっていくわけですが、体系的な学びがあれば成長は早くなりますから、地質を学んだことのある社員、あるいは経験豊富な社員が講師をして勉強会をしています。

大体の勉強会は社内座学で実施していますが、この日は現場で地形や地質を学ぼう!ということで、身近な景勝地である屋島にて地形と地質の関係を学びました。
長崎鼻の海から開始して、基盤岩である花崗岩やそれに貫入する火成岩を観察、屋島を登りながら緩斜面から急斜面に変わっていくキャップロック構造に特有の地形、凝灰岩の採掘跡をみて、最後は安山岩の崖地形と節理面の発達を観察しました。

現代社会は頭で考えることがほとんどで、知識を得るとなんとなく理解した気になりがちですが、まずは身体で現地を歩いて確認し、データをとって現実を認識する。この順番が地質調査ではとても大事です。そして、その行為が地質踏査であり、全ての調査やコンサル業での基本だと思います。
今回の体験が若手技術者の成長に少しでもつながればと思います!

最後のおうどん美味しかったね!またやりましょう!