【講演会実施報告】専務取締役 田村彰三が香川県地盤工学研究会にて講演しました
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「Think global, Act locally」の視点で水資源開発を語る
2025年10月10日、サンポートホール高松62会議室にて開催された「香川県地盤工学研究会 令和7年度第1回講演会」において、当社専務取締役の田村彰三が講演を行いました。
公益社団法人地盤工学会四国支部が主催するこの講演会には、地盤工学に携わる専門家や研究者など多数の方々にご参加いただきました。
講演概要
演題
「Think global, Act locally」の視点で、水資源とこれまで取り組んだ地下水源開発の紹介
講演のポイント
1. グローバルな視点での水資源問題
地球規模の気候変動が叫ばれて久しいなか、水資源をとりまく環境は厳しくなっています。講演では、地球規模の地下水資源の実態について解説しました。
2. 日本と香川県の水事情
一般に水資源に豊かと言われる日本ですが、渇水の歴史が刻まれる香川県の水事情は独特です。この対比を通じて、地域特性の重要性を説明しました。
3. 岩盤地下水開発における物理探査法
地元企業として長年地下水源開発に携わってきた立場から、以下の内容を紹介しました:
地下水開発の不確定要素
特に「岩盤地下水」を対象とする場合の課題
電磁探査(VLF-EM法)の実践
当社が実際に多用してきた物理探査法とその適用結果
実績に基づく技術報告
これまでの地下水源開発プロジェクトから得られた知見
4. 災害時における井戸の有用性
大規模災害時における「井戸」の重要性についても触れ、地域の防災・減災における地下水の役割を強調しました。
田村ボーリングの地下水開発への取り組み
当社は創業以来、香川の地で長年にわたり地下水源開発、地盤調査、ボーリング特殊工事等に携わってまいりました。
水資源の持続可能な利用
渇水の歴史を持つ香川県において、安定した水源確保に貢献
探査技術の活用
物理探査法など先進的な技術を導入し、効率的な地下水開発を実現
豊富な実績と経験
長年蓄積してきた地域の地質データと技術力
Think global, Act locally の実践
今回の講演タイトルにもある「Think global, Act locally(地球規模で考え、地域で行動する)」は、まさに当社の理念そのものです。
地球規模の気候変動や水資源問題を見据えながら、香川という地域に根ざして、具体的な解決策を提供し続けることが、私たちの使命だと考えています。
今回の講演を通じて、当社がこれまで培ってきた技術と経験を、地盤工学の専門家の皆様と共有できたことを大変嬉しく思います。
田村ボーリングは、地盤のプロフェッショナルとして、これからも地域社会の安全・安心・快適に貢献してまいります。