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空海ゆかりの名水近くで「井戸」が竣工しました。

弊社が、地下水利用の分野でかねてよりご愛顧を賜っている松山市にある、デザート専門メーカー株式会社ルナ物産様からご発注頂いた井戸工事(5号井戸)が竣工致しました。
ご発注者様のご理解のもと綿密な事前調査の甲斐あって、水量・水質ともに申し分のない井戸ができました。
同社のある、愛媛県松山市の後背に広がる道後平野は、重信川(一級河川)が形成した四国でも有数な扇状地です。当地は、瀨戸内式気候の下にある扇状地の宿命として、古来より水利の確保に苦労してきた歴史があります。その昔、四国巡錫中の空海が高井の里を通りがかった際に、農民が干魃に苦しむ様子を見た空海が地面に向け杖を突き立てると、清水が湧き出たということです。以後、清水は尽きることなく湧き出て淵となったという伝説があります。この淵は、現在の「杖の渕公園」の中にあり、今も涸れることのない名水として市民の大切なオアシスとなっています。
株式会社ルナ物産様は、この「杖の渕公園」から約1km下流に立地しています。今回竣工した井戸は、空海ゆかりの杖の渕から地下水脈でつながるいわば“名水の井戸”と言えるかも知れません。  

これからも、弊社は技術研鑽に努め、ご発注者様方から信頼され、そして喜ばれる井戸を築いて行けるよう精進いたします。