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「日本応用地質学会中国四国支部/設立25周年記念シンポジウム」に参画しました。

当社が所属する一般社団法人 日本応用地質学会 中国四国支部の設立25周年記念シンポジウムが、HOTEL MYSTAYS松山(松山市)で開催されました。テーマは「応用地質の基礎(これまで)と発展(これから)」。招待講演に、日本応用地質学会会長の脇坂安彦氏から「応用地質学のこれまでとこれから」、続いて山口大学副学長の田中和広氏から「大学における地質技術者の育成について」とそれぞれ題された基調講演を戴きました。
引き続いて支部会員の中堅技術者から下記4題の一般講演がありました。当社から谷野宮(技術部調査課長)が、時流に合った意欲的な発表を行いました。

【シンポジウム一般講演の題目・講演者】
1.「応用地質における3次元地質モデリングの活用」:田村ボーリング㈱/谷野宮竜浩
2.「四国三波川帯の変斑れい岩はどこから来たのか?」:㈱ナイバ/木村一成
3.「四国における水文調査事例」 :㈱四電技術コンサルタント/露口耕治
4.「さまざまな可視化技術を活用する時代へ」 :㈱日本海技術コンサルタント/片山直樹

今年7月に広島県・岡山県と愛媛県を中心とする未曾有の「西日本大水害」が発生しました。この関係で、今回の記念行事の開催も一時危ぶまれましたが、鈴木支部長の下で会員技術者諸氏や大学や関係各方面の方々の尽力で無事盛会裏に終わることができました。
この災害に対しては、当支部長の鈴木茂之先生(岡山大学)を団長とする災害調査団が結成され岡山大学・香川大学・徳島大学の諸先生ならびに当社をはじめ各会員企業から地質技術者が中国・四国各地の被災現場の調査にあたりました。
今回の記念シンポジウムに先立ち、一般公開で「平成30年7月豪雨災害調査報告会」が開催されました。この報告会・質疑応答の模様は、NHKテレビの取材を受け夕方のニュースで放送され、当支部のアウトリーチ活動の一端を担うこととなりました。